コワーキングスペースで同部屋の松井さんの本の紹介が素晴らしかったので転載します

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今、理花の保育園に近いという理由で、原宿のTHE SHAREというコワーキングスペースのシェアデスクを借りて平日の昼はそこで仕事をしているのですが、その同部屋の松井さんという方がいます。

僕がメンバーになって最初に話しかけてくれた方であり、コワーキングスペースの飲み会に誘ってくれたり、ランチに誘ってくれたり、控え目だけど人柄がにじみ出るような良い方なのです。

その松井さんが出された(といっても2年前に)本について、ご本人が書いた紹介文が素晴らしかったので、ここにご本人の承諾を得て全文転載します。

それは本の宣伝がうまかったとかいう話ではありません。この紹介文を読んだら、起業家でも、会社員でも、どんな仕事をする人でも尊敬されるべき存在だなあ、としみじみ思ったのです。

では、以下転載内容です。


2年寝かせてしまった宣伝をさせてください。ずっと前からつくりたかった単行本『会社のしごと』全6巻がついに完成しました(2014年に)。各巻、さまざまな会社で働く人を14名ずつ紹介、『支える』『そろえる』『取りまとめる』の巻ではインタビュー記事の半分を、松田尚之さんにご協力いただいています。
http://www.perikansha.co.jp/dl/P_kaishanoshigoto_2014S.pdf

このシリーズをつくろうと思った原点は、矛盾するようですが、僕が学生時代に「ふつうの会社員になるなんてつまらない」と考えていたことにあります。大学卒業後、ビジネス書を手がける編集プロダクションに就職、そのときから、いずれはスポーツ選手などかっこいい人を取材してその物語を届けるフリーライターになりたい、と夢見ていました。

でも社会に出てみると、自分の視野が狭かったことを実感しました。一般企業に勤めた友人の奮闘がまぶしく、かっこいいと感じました。仕事でさまざまな産業の歴史を調べる機会に恵まれ、世の中に革新をもたらした会社のパワーと、そこで働く人の情熱に胸打たれました。独立してからは、就職・転職情報誌の取材で、魅力的な企業人にたくさん出会えました。要は、「会社員なんてつまらない」と決めつけていたころの僕は、勝手なイメージでそう思っていただけで、実はその仕事の中身はよくわかっていなかったのです。

ライターの仕事はそれなりに自分に合っていたようで、この道を後悔はしていません。でも、「会社のしごと」を侮っていた過去の自分が気恥ずかしく、見方が変わってからは、いまの若い人にも「会社のしごと」の魅力があまり伝わっていないようであることが、もったいないと感じるようになりました。だからこのシリーズで、身近なようで案外よくわかっていない「会社のしごと」に迫りたかったのです。

そこで明らかにしたかったのは、会社で働くのは楽しい、という一面だけではありません。本にご登場いただいた方々も、落ち込むことや悔しいことをいろいろ経験していました。仕事はやっぱり大変なことが多い、と僕は思っています。でも、そこで粘ったり工夫したりして、成長した手ごたえや、目標を達成したうれしさ、心が通じ合った喜びなどを手にしている人がたしかにいました。会社のなかで、そんな喜怒哀楽のある濃密なドラマを味わっている人がいることを、確認したかったのです。

この本の企画書を最初にまとめたのは2000年。実現までだいぶ時間がかかりましたが、その分、10年余りに見たり聞いたり調べたりしたことを、6冊の中に詰め込んだつもりです。会社のしごとを大まかにつかむ入り口の本として、手に取っていただけたらうれしいです。

なお、この本のメインの販売先は貸し借りをくり返す図書館で、ハードカバーで中身も丈夫な紙を使っているので、お値段高めです。個人で買おうとすると価格に驚いて目玉が転がり落ちる恐れがあるので、公共図書館や学校図書館に入ったものを利用していただければ、と思っています。そして、あからさまな宣伝になりますが、ありがたいこと地道に売れているそうなので、図書館向けにさらに売れるといいなあ、と思っています。


ということで、僕は起業家として松井さんにいつか取材されるような存在になるよう、頑張りたいと思います。

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