起業家がみんな「世のため、人のため」ばかりだったら気持ち悪い

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よく雑誌や新聞のインタビューなどで起業家が起業の理由を聞かれて、「このサービスを通じて、世の中をもっと良くしたいと思ったから」などと語っているのを見かけます。

そういう、高い志を持った起業家の方はもちろん素晴らしいと思います。僕も心の底からそういうことが言えるくらい、熱い心と高い志があったらなあ、と憧れることがあります。(自分がインタビューされたら、おそらくカッコつけて同じようなことを言う可能性は高いです)

でも、一方で起業家がみんな「世の中を良くしたい」というモチベーションで働いている世界があったら、ちょっと気持ち悪いと思うんですよね。さらに言うと、「志が高くもないのに、起業してはいけない」という空気が世間に生まれたら、起業する人の数も減り、世の中に提供される価値が減ってしまうと思うのです。

以前、ベンチャー経営者の集まりのパーティーに参加したことがあって、そこで表彰された60代くらいの経営者の方がこんなようなことをおっしゃっていました。
「ここにいるみなさん、高い志や立派な経営理念をお持ちなんだと思います。でも、私にはそんなものはないんです。食っていくために起業するしかなくて、そのまま一生懸命働いてたら、ここまで来てしまったんです」と。
この話にはもちろんこの方の謙遜が多分に含まれていると思うのですが、それでもこのスピーチからこの方の素直さが感じられて、僕の心にはとても印象深く残ったんですね。

起業家はみんな自分の起業理由に対して、もっと素直になっていいと思います。

「世の中を良くしたい」というのは起業理由の王道だと思います。本気でそう思えたら素晴らしいし、カッコいいし、周りの人もみんな応援してくれると思います。

でも、それ以外にも、「好きな洋服に囲まれて暮らしたい」「女の子にモテたい」「ガッポリ稼ぎたい」「有名になりたい」など、いろんな起業の理由があっていいと思います。

ライフスタイル起業で「自分らしい生き方を実現したい」と思うのも、そのうちの一つだと思っています。

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